秋に植える野菜5選!親子で楽しむベランダ菜園

暮らし

食欲の秋。今年は「食べる」だけでなく、野菜を育てるところから親子で楽しんでみませんか?

家庭菜園というと、「庭がないと難しそう」「道具をそろえるのが大変そう」と思う方もいるかもしれません。

でも、小松菜やラディッシュなど、ベランダの小さなスペースで育てられる野菜もたくさんあります。なかには、家にある2Lのペットボトルを活用して育てられるものも!

朝起きてベランダをのぞいたら、小さな芽が出ていた。

昨日より葉っぱが1枚増えていた。

土の中から、赤いラディッシュがちょこんと顔を出していた。

そんな小さな発見も、子どもにとっては立派なイベントです。

そして最後は、自分の手で収穫して食卓へ。

「自分で育てた野菜を、自分で食べる」という体験は、いつもの食事をちょっと特別なものにしてくれます。

今回は、秋から始めやすく、幼児〜小学生のお子さんと一緒に育てやすい野菜を5種類ご紹介します。

※栽培時期は東京など関東の平暖地を目安にしています。品種や地域、その年の気候によって適期は異なるため、購入した種や苗の表示も確認してください。

秋は親子でベランダ菜園を始めるのにぴったり!

秋は、小松菜や水菜、小カブ、ラディッシュなど、親子で挑戦しやすい野菜を育て始められる季節です。

なかでも成長の早い野菜なら、数日〜数週間の間にも変化が見つかります。

「昨日はなかった芽が出てる!」

「葉っぱ、大きくなってない?」

「そろそろ食べられるかな?」

ベランダに出るたびに、親子の会話のきっかけが増えていきます。

小さなお子さんなら、水をあげたり、葉っぱを数えたりするだけでも十分。

少し大きなお子さんなら、写真を撮ったり、成長を記録したりしても楽しめます。

種をまく→お世話する→成長を見守る→収穫する→食べる

この一連の流れを家にいながら体験できるのが、ベランダ菜園の魅力です。

まずはこれだけ!ベランダ菜園に用意したいもの

「やってみたい!」と思ったら、最初からたくさんの道具をそろえる必要はありません。

まずは、育てたい野菜をひとつ決めて、必要なものを少しずつ用意してみましょう。

プランター|家にある2LペットボトルでもOK!

野菜を育てる容器として使いやすいのがプランターです。

今回紹介する野菜なら、深さ20cm程度以上のものがひとつあると便利です。

「でも、続くかわからないし、まずは気軽に試してみたい…」

そんなご家庭なら、空いた2Lのペットボトルを活用する方法もあります。

特に小松菜などの葉物野菜なら、ペットボトルを簡易プランターにして育てることもできます。

ペットボトルを加工して水抜き用の穴を作り、野菜用の培養土を入れれば準備OK。

家にあるものを再利用できるので、「まずは小さく始めてみよう!」というご家庭にもぴったりです。

さらに、シールを貼ったり名前を書いたりして、「〇〇ちゃんの小松菜」のように、自分専用のプランターにするのもおすすめ。

自分の名前がついた野菜なら、お世話にも少し気合いが入るかもしれませんね。

※ペットボトルのカットや穴あけは危険です。加工は必ず大人が行い、切り口もしっかり保護してください。

野菜用の培養土

初心者なら、野菜用の培養土を使うと手軽です。

袋から出してプランターやペットボトルに入れれば、そのまま栽培を始められるものもあります。

親子で土を入れるときは、「ふわふわしてるね」「どんな匂いがする?」と、土の感触や匂いを楽しんでみるのもいいですね。

種または苗

育てたい野菜が決まったら、種や苗を選びます。

種から育てれば、「こんなに小さな種から野菜になるんだ!」という驚きも味わえます。

一方で、「最初からちゃんと育てられるか心配」という場合は、苗から始めてもOK。

同じ野菜でも品種によって育てる時期が違うので、種袋や苗のラベルに書かれた栽培時期を確認しましょう。

じょうろ・園芸用スコップ

子どもが一番参加しやすいお世話が、水やりです。

小さなお子さんには、持ちやすいサイズのじょうろがあると便利。

「今日のお水係、お願い!」と役割を決めると、ベランダ菜園が毎日の楽しみになりそうです。

防虫ネットがあると安心

せっかく育った葉っぱが虫に食べられてしまうと、親子でちょっぴりがっかり……。

小松菜や水菜などの葉物野菜を育てる場合は、防虫ネットを使う方法もあります。

「虫も葉っぱを食べるんだね」と、そこから生き物や自然について話してみるのも、家庭菜園ならではの体験ですね。

子どもと育てたい!秋に植える野菜おすすめ5選

「何を育てようかな?」と迷ったら、まずは変化がわかりやすく、収穫を楽しみやすい野菜から選ぶのがおすすめです。

野菜秋の栽培スタートの目安収穫までの目安育てやすさ子どもの楽しみポイント
ラディッシュ9〜10月ごろ約1ヶ月★★★スポッと抜く瞬間が楽しい!
小松菜9〜10月ごろ約1〜1.5ヶ月★★★葉っぱの成長がわかりやすい
小カブ9〜10月ごろ約40〜50日★★☆土から丸いカブが見えてくる
水菜9〜10月ごろ約30〜40日★★★葉っぱがどんどん増える
リーフレタス9〜10月ごろ約2ヶ月★★☆食べる分だけ摘める

※栽培時期や収穫までの日数は目安です。品種や地域、気温、生育状況などによって異なります。

1.ラディッシュ|「スポッ!」と抜く瞬間が楽しい

家庭菜園デビューにおすすめしたいのが、ラディッシュ(二十日大根)です。

魅力はなんといっても、比較的短い期間で収穫を楽しめること。

最初は葉っぱしか見えませんが、少しずつ根元がふくらみ、赤くて丸い部分が見えてきます。

「赤いの見えてきた!」と気づいた瞬間は、子どもにとってもうれしいもの。

そして収穫では、葉っぱを持って、「せーの、スポッ!」

土の中から真っ赤なラディッシュが出てきたら、きっと盛り上がります。

【こんなふうに楽しもう!】

  • 小さな種を自分でまいてみる
  • 芽が出た日を探す
  • 赤い部分が見えてきたかチェックする
  • 一番大きそうなものを選んで抜いてみる

収穫したら、薄く切ってサラダに。

切ったときの赤と白の断面も、ぜひ親子で見てみてくださいね。

2.小松菜|ペットボトルから始めるのもおすすめ!

毎日の「大きくなった!」を楽しみたいなら、小松菜がおすすめです。

小さな芽から始まり、少しずつ葉っぱが増えていくので、子どもにも成長がわかりやすい野菜です。

「昨日より葉っぱが増えてる!」

「この葉っぱが一番大きい!」

そんな発見が毎日のように見つかります。

また、小松菜は2Lペットボトルを使った栽培にも挑戦できます。

ペットボトルにシールを貼ったり、顔を描いたりして、「ぼくの小松菜」「わたしの小松菜」と、自分だけの小さな畑を作ってみても楽しそうですね。

【こんなふうに楽しもう!】

  • ペットボトルをかわいく飾る
  • 種をまいて「芽が出る日」を予想する
  • 葉っぱの枚数を数える
  • 同じ場所から写真を撮る
  • 収穫した小松菜を夕食に使う

写真を並べれば、「小松菜の成長アルバム」のできあがり。

最初の小さな芽と収穫前の姿を比べると、「こんなに大きくなったんだ!」と成長を実感できますよ。

3.小カブ|絵本みたいに「うんとこしょ!」

土の中で何が起きているのか、ワクワクしながら待てるのが小カブです。

最初は葉っぱだけなのに、ある日ふと見ると、根元に白くて丸いカブが顔を出しています。

「カブが出てきた!」と見つけたら、それだけでちょっとした宝探し気分。

大きくなってきたら、「今日はどのカブが一番大きいかな?」と比べてみましょう。

そして収穫の日は、「うんとこしょ、どっこいしょ!」

絵本の『おおきなかぶ』のように声をかけながら抜いてみるのもおすすめです。

【こんなふうに楽しもう!】

  • 葉っぱの下にカブが見えていないか探す
  • カブの大きさを比べる
  • 絵本と同じように声を出して収穫する
  • 抜いたカブを手に持って重さを比べる

収穫した小カブは、お味噌汁やスープなどに。

「さっきまでベランダにあったカブだね!」と話しながら食べれば、いつものメニューも少し特別に感じられそうです。

4.水菜|ふさふさ増える葉っぱを観察しよう

細い葉っぱがふさふさと増えていく水菜も、観察するのが楽しい野菜です。

育ち始めは小さかった株が、日がたつにつれてボリュームアップ。

「こんなにいっぱいになった!」と変化が目で見てわかります。

葉っぱの形も特徴的なので、「小松菜と形が違うね」「ギザギザしてる!」と、ほかの野菜と比べてみるのもいいですね。

【こんなふうに楽しもう!】

  • 葉っぱの形をよく見てみる
  • 小松菜などほかの野菜と比べる
  • どのくらいふさふさになったか写真に残す
  • 大人と一緒に収穫する

収穫した水菜は、サラダやお鍋に。

少し肌寒くなってきたら、「自分で育てた水菜のお鍋」を家族で囲むのも、秋冬ならではの楽しみです。

5.リーフレタス|「今日食べる葉っぱ」を自分で選ぼう

リーフレタスの楽しいところは、必要な分だけ少しずつ収穫できること。

大きくなった外側の葉から、「今日のサンドイッチには、どれを入れようか?」と子ども自身に選んでもらえます。

収穫するたびに「食べる」までつながるので、育てている実感も持ちやすいでしょう。

家庭菜園が初めてなら、種からだけでなく、秋に販売されている苗から始める方法もあります。

【こんなふうに楽しもう!】

  • 一番大きな葉っぱを探す
  • 緑や赤など色の違いを見る
  • 「今日食べる葉」を自分で選ぶ
  • 収穫したてをサンドイッチに挟む

朝ごはんの前に、「レタス採ってきてくれる?」なんてお願いできるようになったら、毎日の食卓も楽しくなりそうですね。

親子でベランダ菜園をもっと楽しむ3つのアイデア

野菜を大きくすることだけが、ベランダ菜園の目的ではありません。

せっかくなら、毎日のお世話そのものを親子の小さな遊びにしてみましょう。

水やりを「今日のお仕事」にしよう

子どもが参加しやすいのが、水やりです。

「今日のお水係は〇〇ちゃん!」と担当してもらうと、自分の野菜という気持ちも生まれやすくなります。

水をあげる前には、「土、乾いてるかな?」と一緒に見てみましょう。

毎日ただ水をあげるのではなく、野菜の様子を見る時間にするのがポイントです。

写真や絵で「成長記録」を残そう

野菜は毎日見ていると、意外と変化に気づきにくいもの。

そこでおすすめなのが写真です。

  • 種をまいた日
  • 初めて芽が出た日
  • 葉っぱが増えた日
  • 野菜が見えてきた日
  • 収穫した日

を残しておきましょう。

最後に並べてみると、「こんなに小さかったのに!」と親子でびっくりするはず。

絵を描くのが好きなお子さんなら、「今日の野菜」を絵にして残すのも素敵ですね。

収穫したら、その日の食卓へ!

一生懸命育てた野菜は、ぜひ子ども自身の手で収穫してみましょう。

「どれにする?」「一番大きいの探そう!」と相談するところから、収穫は始まっています。

そして、できればその日のうちに食卓へ。

普段はスーパーに並んでいる野菜も、自分で育てることで、「食べ物って、こうやって大きくなるんだ」と知るきっかけになります。

野菜が少し苦手なお子さんも、自分で育てたものなら、「ひと口だけ食べてみようかな」と思ってくれるかもしれません。

収穫した秋野菜、どうやって食べる?

せっかく収穫した野菜。

難しい料理にしなくても、いつものメニューにちょこっと加えるだけで十分楽しめます。

  • ラディッシュ
    薄くスライスしてサラダへ。赤い色が食卓のアクセントになります。
  • 小松菜
    お味噌汁やスープ、炒め物に。小さく切れば子どもも食べやすくなります。
  • 小カブ
    スープやお味噌汁、浅漬けに。やわらかく煮てもおいしく食べられます。
  • 水菜
    サラダやお鍋に。家族で囲む鍋料理にもぴったりです。
  • リーフレタス
    サンドイッチやサラダに。収穫してすぐに使える手軽さも魅力です。

食卓では、

「これは〇〇ちゃんが毎日お水をあげてくれた小松菜だよ」

「最初はあんなに小さかったのにね!」

と、育てていたときの話をしてみてください。

野菜そのものだけでなく、育てた時間まで一緒に味わえるのが親子菜園のいいところです。

マンションのベランダで楽しむために気をつけたいこと

ベランダ菜園は気軽に楽しめますが、マンションでは周囲への配慮も大切です。

親子で安心して続けるために、始める前に確認しておきましょう。

マンションのルールを確認しよう

マンションによって、ベランダの使い方にはルールがあります。

プランターを置く前に、管理規約や使用細則などを一度チェックしておきましょう。

わからない場合は、管理会社などに確認しておくと安心です。

避難する場所には何も置かない

ベランダは、火災などの非常時に避難経路として使うことがあります。

隣の住戸との間にある隔板や避難ハッチのまわりには、プランターやペットボトル、園芸用品を置かないようにしましょう。

「ここは野菜を置いていい場所かな?」と、最初に家族で確認しておくと安心ですね。

落下や転倒に注意しよう

プランターやペットボトルは、ベランダの手すりの上などには置かないようにします。

特に小さなお子さんがいるご家庭では、踏み台になりそうな場所に置かないことも大切です。

ペットボトルは軽いため、風の強い日には倒れたり飛んだりすることもあります。

安定した低い場所に置き、強風の日は室内など安全な場所へ移動しましょう。

水や土が周りに流れないようにしよう

水やりも、ベランダならではの注意が必要です。

勢いよく水をあげると、階下や隣のベランダへ流れてしまうことがあります。

受け皿を使ったり、こぼれた土や葉っぱをこまめに掃除したりして、周りの人にも気持ちよく過ごしてもらえるベランダ菜園を心がけましょう。

親子で育てれば「食欲の秋」がもっと楽しくなる!

庭や畑がなくても、プランターやペットボトルがあれば始められるベランダ菜園。

今回紹介した、

  • ラディッシュ
  • 小松菜
  • 小カブ
  • 水菜
  • リーフレタス

は、どれも秋から親子で挑戦しやすい野菜です。

「どれが一番おいしそう?」

「スポッと抜く野菜がいい!」

「小松菜をペットボトルで育ててみたい!」

まずは、そんな会話をしながら子ども自身に育てたい野菜を選んでもらうところから始めてみてもいいですね。

小さな種から芽が出て、毎日少しずつ大きくなり、最後は自分の手で収穫。

そして、その野菜が家族の食卓に並ぶ。

ベランダの小さなスペースでも、そこには子どもにとってたくさんの「初めて!」が待っています。

今年の秋は、親子でひとつの野菜を育てることから、“おいしい秋”を始めてみませんか?

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